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困ることは盛りだくさんですが

飲食関連の職場で長く働いていると困ることなんていくらでもあります。
今はレストラン勤務ですが、もともと厳しい職人気質な世界です。
自分自身の失敗などが原因のことも無くはないのですが、上司が厳しいことによって起こる問題はいつも覚悟していなければ体も気持ちも持ちません。
思い出す中で私が困ったと感じたのは、スタッフが突然職場に来なくなった時のことがもっとも強く印象にあります。

それまで夜遅くまでサービス残業が続いていた頃のことです。
理由はその後に開催される某デパートでの催事のための準備だったのですが、ある意味店の名前を売り込むいい機会ですので料理長はじめ経営に携る関係者は気合いが入っていました。
しかし気合いが入り過ぎたばかりに、直前になってさらに高いパフォーマンスを求めて変更変更の繰り返し、当初予定していたメニューを土壇場で覆すような展開になってしまいました。

それが原因で上層部が意見が食い違い始めたので、下の私達は嫌な予感がしたのですが、最後は催事スタートの二日前に料理長が心底キレてしまいました。
遅くまで仕込みに掛かり帰ったのは午前3時頃、家に帰ってシャワーだけ浴びて職場に出勤したのですが、来るはずの他のスタッフがほとんど来ません。
結局あまりに優柔不断な上司達に愛想を尽かして仕事を放棄してしまったのです。
その日8人ほど揃う予定だった私の部署は私を含めて2人だけ、仕事が間に合うわけもなく、催事自体もまったく成果が上がりませんでした。
辞めていく人間が多いのはこの業界の常ですが、申し合わせてまとまった人数がいなくなるなんて少し人間性を疑います。
それもイベント直前なんて、来なくなった人たちにも言い分はあると思いますが、残されたスタッフからすると堪らない話です。